Q
栽培において、大切にしていることやこだわりは何ですか?
正直に言うと、「これがこだわりです」と言い切れるものはあまりないですね。
長年やってきた中で、感覚的に身についてきたものが多いです。
ただ一つ、一貫して大事にしているのは、
生産の段階から、完成した畳表を評価する目で草を見ること。
「畳になったときにどう見えるか」をいつも頭に置きながら取り組んでいます。
Q
意識している視点などありますか?
畑にいると、どうしても「草」として見がちですが、
最終的には畳表になるものなので、
畳としてどう使われるかを意識するようにしています。
生産者の自己満足ではなく、
使う側、評価する側の目線を持つことが大事だと思っています。
Q
畳店や消費地との交流などありますか?
はい、あります。
毎年、10名近く畳店さんや消費地問屋さんが農業体験に来てくれています。
実際に畑に立ってもらうと、い草づくりの大変さや面白さを、言葉以上に感じてもらえると思います。
Q
これから、産地として大切にしていきたいことは何ですか?
代替わりが進んで、若い生産者も少しずつ増えてきました。
これからは、自分が今までやってきたことや、培ってきたノウハウを、
次の世代に伝えていく役割もあると思っています。
一度に全部伝えられるものではありませんが、
一緒に草を見ながら、少しずつ共有していけたらいいですね。
品質・技術の両面で卓越したい草に贈られる、最高位の賞『農林水産大臣賞』を最多5度受賞されています。
その揺るぎない品質への姿勢と実績により、畳業界では“レジェンド”と称される存在です。
■畳表
本間麻綿
五八麻綿