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生田 和之(イクタ カズユキ)

ひのみどり 涼風
栽培種類
ひのみどり, 涼風
作付面積
0.6ha、1.0ha
ご両親、奥様と4人体制で生産に取り組まれています。

ご両親はこの道50年。
その歴史を受け継ぎながら、家族で力を合わせ、栽培と製織の両方に向き合われています。

■畳表
本間麻綿
本間綿々
五八麻
五八綿々

■主な受賞歴
令和6年 熊本県い草・い製品品評会:い草の部 農林水産省農産局長賞
令和7年 熊本県い草・い製品品評会:い草の部 農林水産省農産局長賞
令和8年 熊本県い草・い製品品評会:い製品の部 一種 3等
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インタビュー
Q 大きな決断と、新しいスタート
私は約20年間、別の仕事に携わってきましたが、辞めてい草農家を継ぐことを決めました。
簡単な決断ではありませんでしたが、自分の中で「この道でやっていきたい」という気持ちが強くなっていきました。

一度産地を離れたからこそ、い草づくりの価値や、この仕事の意味を改めて考えるようになりました。
20年間の経験も、今の自分の考え方やい草づくりへの向き合い方に生きていると感じています。

継いで約7年経ちますが、日々学びながら、一つひとつ経験を積み重ねているところです。
Q 原点にあったい草づくり
本格的に就農してから、一から学び直すというよりも、
学生のころに手伝っていた感覚が自然とよみがえってきた感覚に近かったです。

作業の段取りや、い草の扱い方など、頭で覚えたというよりも、体が覚えていた部分は大きかったと思います。
小さいころから当たり前のように見てきた両親の姿や経験が、今のい草づくりにつながっていると感じています。
Q 栽培と製織、2つの仕事
い草農家の仕事には、「栽培」と「製織」という二つの側面があります。
い草を育てるのは農業、いわば一次産業。
そして収穫したい草を畳表へと織り上げるのは製造、二次産業です。

どちらか一方が良くても、もう一方がうまくいかなければ良い製品にはなりません。
両方大事なんです。

そのため家族4人で役割分担をして、栽培と製織、それぞれの工程を支え合いながら取り組んでいます。
Q より良い品質を目指して
現在は、2つの品種を栽培しています。
品種ごとに性質や管理の方法が異なるため、手間はかかりますが、それぞれの良さをしっかり引き出したいと考えています。

天候によって出来が左右されることもあるため、品種を分けることで安定した品質につなげることも意識しています。
また、畳店の皆様のご要望に幅広く応えられるようにしたいという思いもあります。

それぞれの特長を理解しながら、今ある技術をさらに磨き、より良い品質のい草を届けていきたいと考えています。
Q 50年の経験が支える現場
ご両親はこの道50年。
豊富な経験と確かな技術を持ちながら、取材中も終始明るく迎えてくださいました。

和之さんが後を継いだことを、とても嬉しそうに語る姿も印象的でした。

長年守ってきた仕事を、次の世代へつなぐ。
その思いが、家族のい草づくりの現場に息づいています。
インタビュアーより

今回の取材を通して感じたのは、和之さんのまっすぐな姿勢と、家族で支えるい草づくりの力強さでした。
外の世界を経験したからこその視点と、50年の歩みを受け継ぐ土台。
その両方が重なり合い、生田さんのい草づくりを支えているように感じました。


インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

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