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渡辺 康之(ワタナベ ヤスユキ)

ひのみどり 在来種
栽培種類
ひのみどり, 在来種
作付面積
1.05ha(5:5)
高校卒業後から46年、い草一筋で歩んでこられた2代目い草農家。
奥様と二人三脚でい草づくりに取り組まれています。

■畳表
本間麻綿
五八麻綿×2
五八綿々

■主な受賞歴
平成元年 熊本県知事賞(麻三種の部)
平成24年 第38回熊本県い草・い製品品評会 農林水産省生産局長賞
平成25年 第39回熊本県い草・い製品品評会 農林水産省九州農政局長賞
平成27年 い業大会 農林水産省九州農政局長賞(い草)
🎤
インタビュー
Q い草一筋で続けてきて
高校を卒業してから、この仕事をずっと続けてきました。気がつけばもう46年になります。

やっぱり、い草が好きだから続けてこられたんだと思いますね~。
自分なりに試行錯誤しながら、「本当のい草づくり」をずっと考えてきました。
Q シンプルに絞るという考え方
肥料や有機たい肥を多く使う人もいますが、うちは厳選したものに絞ってやっています。

あれこれ足すよりも、本当に必要なものだけにする。
多分、ほかと比べてもシンプルなやり方だと思いますが、その分、一つひとつの管理はしっかりやるようにしています。
Q 根づくりと日々の調整
い草は最初の「根づくり」が重要です。
水の入れ方ひとつでも状態が変わるので、細かく調整しながら見ていますし、それに合わせて肥料の量や入れるタイミングも変えています。

今使っている特殊な肥料は20年ほど前から取り入れているものですが、自分のやり方には合っていて、省力化にもつながっています。
Q 「選別」と「仕上げ」で決まる
一番大事にしている工程は選別です。畳表の完成形の縁際部分まで想像しながら、選別するようにしています。

仕上げも同じくらい重要で、一回では終わらせず、必ず二回通しています。
やってみると分かるんですが、意外と見落としがあるんです。二回やることで、より質のいい表に仕上がると思っています。
Q ぶれない表を出すために
毎年天候は違いますが、その中でも「ぶれない表を出す」ことを心がけています。

そのために、46年たった今でも自分にプレッシャーをかけながらやっています。(笑)
楽ではないですが、それが大事だと思っています。

また、冬の植え付けや先刈り、網掛け、刈り取りなどの外作業は、自分たちだけでは手が回らないので、外注したり応援をお願いしたりしています。
周りの協力があってこそ続けていけているので、地域・人との「つながり」は大事にしているし、これからも大事にしていきたいですね。
インタビュアーより

肥料を絞るシンプルなやり方の中で、水やタイミングを細かく調整されている点が印象的でした。
「選別」と「仕上げ」を徹底することで品質をつくり込む姿から、ぶれない基準の強さも感じます。
技術だけでなく、人とのつながりも大切にしながら続けられているお話から、渡辺さんならではのリアルない草づくりを感じる取材でした。