Q
転機になった出会い
以前は、両親と4人でい草づくりをしていました。
その頃は、どちらかというと品質よりも量を重視した栽培でしたが、両親も年齢を重ね、今は妻と二人で管理しています。
本格的に自分のい草づくりを考え始めた頃、農林水産大臣賞を何度も受賞されている早川さんと出会いました。
早川さんの田んぼへ行くたびに、栽培のことを一から丁寧に教えていただきました。
その出会いが、自分のい草づくりを大きく変えてくれたと思っています。
Q
素直に育てる!
今、一番大切にしているのは「素直に育てる」ということです。
余計なことはしない。菌や肥料も、必要以上には与えません。
い草が本来持っている力をできるだけ引き出せるように、自然な育て方を心がけています。
Q
まずはやってみる
現在1.8haで生産を管理してますが、面積がある分、「この方法はどうだろう」と試せることも多いです。
以前、人が直接触れるものだから、できるだけ除草剤を減らしてみようと思って挑戦したことがありました。
結果は……見事に草がボーボーになりました(笑)。
失敗もありますが、やってみないと分からないことばかりです。
そうやって一つひとつ試しながら、自分たちなりのより良いい草づくりを探しています。
Q
毎日、田んぼへ
天気を見ながら、その日の管理を考えています。
でも、一番大事なのは実際に田んぼへ行くことですね。
毎日3回以上は田んぼへ行って、い草の様子を見ています。
もう意識しているというより、無意識の日課になっています。
Q
毎年、一年生
い草づくりに終わりはないと思っています。毎年気候も違えば、い草の育ち方も違います。
だから「もう分かった」と思うことはありません。
これからも毎年一年生の気持ちで、研究を続けていきたいですね。
それと同時に、自分たちだけが頑張ればいいとも思っていません。
これから先、若い人たちが安心して続けていける環境を残していきたいと思っています。
農家だけじゃなくて、糸屋さんや織機屋さんなど、い草づくりに関わる皆さんがいて初めて成り立つ産業です。
だから、自分にできることを精一杯やって、次の世代につないでいけたらいいですね。
同世代のい草農家で結成した「にこにこ会」のメンバーとして、今後はイベントなどを通じたい草の魅力発信にも力を入れていかれる予定です。
■畳表
本間麻綿×2
五八麻綿×4