
私たちは、このたび福岡県柳川市にある歴史ある施設「御花」にて実施された大広間の畳張替えプロジェクトに参画いたしました。長い年月を重ねてきた畳の間が、多くの人々の想いと手仕事によって新たな姿によみがえり、次の時代へと受け継がれる取り組みとなりました。
御花は、柳川藩主立花家の歴史とともに歩みながら、日本ならではの美意識や文化を今に伝える特別な場所です。また、文化財を守るだけでなく、自然との共生や持続可能な暮らしのあり方を実践し続けている存在でもあります。今回の畳張替えは、そうした御花の理念を象徴するプロジェクトとなりました。
人と想いがつながる畳張替え
本プロジェクトでは、2026年1月5日に古畳の撤去を行い、1月12日に新しい畳の敷き込みを実施しました。
当日は、クラウドファンディングを通じて本プロジェクトを支援してくださったオーナーの皆さまにもご参加いただき、畳張替えに至る背景や関係者それぞれの想いを共有するトークセッションを開催しました。
さらに、新たに敷き込まれた畳の上では神事が執り行われ、歴史ある空間に新たな息吹を吹き込むとともに、その価値を未来へつないでいく節目の一日となりました。
自然の循環から生まれた新しい畳
今回の畳張替えの背景には、御花が日々大切に続けてきた文化財保全の取り組みがあります。
庭園の手入れで出る落ち葉と、役目を終えた畳表から取り出したい草を活用し、たい肥を作るところからこの取り組みは始まりました。時間をかけて熟成されたたい肥は畑へ還され、新たない草を育てる肥料として利用されます。
そして、そのい草から再び畳が生まれ、御花の大広間へと戻ってくる——。今回の畳張替えは、単なる改修工事ではなく、2年以上の歳月をかけて育まれた「自然の循環」を体現するプロジェクトでもありました。
素材を最後まで活かし、次の命へとつなげる。この循環の仕組みこそが、今回の畳づくりの大きな特徴です。
産地と文化をつなぐ役割として
イケヒコは本プロジェクトにおいて、御花様、い草生産農家の松島様、そして熊本県小国町の秋吉畳店様をつなぐ役割を担いました。
御花が受け継いできた思想と文化、産地が培ってきたい草づくりの技術、そして職人による確かな手仕事。それぞれの価値が一つにつながることで、「循環する畳」という新たな形を実現することができたと考えています。
未来へつなぐ取り組み
文化を守ること、自然を活かすこと、人の営みをつなぐこと。そのすべてが重なり合う今回のプロジェクトに参画できたことを、大変光栄に感じています。
イケヒコはこれからも、地域・産業・サプライチェーンの垣根を越えた連携を通じて、日本の暮らしに根づく自然素材や文化を未来へつないでいく取り組みを進めてまいります。





株式会社イケヒコ・コーポレーションについて
福岡県大木町に本社を構えるイケヒコ・コーポレーションは、1886年創業のインテリアメーカーです。畳やい草をルーツに持ち、現在はラグ・カーペット・寝具などを国内外に展開しています。
私たちは、地場に根付くこのい草産業の継承者として、現代のライフスタイルに合うインテリア商品をご提供し続けています。
【会社概要】
社名:株式会社イケヒコ・コーポレーション
本社所在地:〒830-0424 福岡県三潴郡大木町三八松1052
代表取締役:代表取締役社長 猪口 耕成
事業内容: インテリア商品の製造・卸
設立:1886年
電話番号:0944-32-1203
HP:https://ikehiko.net/
【Official Instagram】
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