
畳表をつくるために欠かせない「経糸(たていと)」。
い草を織機で織り上げ、畳表に仕上げるためには、経糸を一定の張りや本数に整え、準備しておく必要があります。
この工程を担っているのが「整経」です。
普段、畳を使う中ではなかなか目にすることのない仕事ですが、畳表の製織を支える、なくてはならない工程です。
畳表を支える「整経」という仕事
整経では、経糸を均一な張り・本数にそろえ、専用のビーム(糸巻き)に整然と巻き取ります。
この準備があって初めて、い草農家さんは織機で畳表を織ることができます。
熊本県八代市で3代にわたり整経を営んできた「木村整経所」も、これまで畳づくりを支えてきた整経所のひとつです。
地震で被災した木村整経所
今回の熊本地震により、木村整経所の工場も大きな被害を受けました。
工場内では整経機が倒れるなどの被害があり、工場や設備の修繕が必要な状況となっています。
木村整経所では、被災した工場を再建し、これまで培ってきた整経の技術を次の世代へつなぐため、現在クラウドファンディングを実施しています。
「3代続く木村整経所を諦めたくない」
今回のクラウドファンディングで掲げられているのは、
「度重なる災害で心が折れかけても、3代続く木村整経所を諦めたくない。」
という言葉。
集まった支援金は、被災した工場の修理・整備費用や設備の調整などに活用される予定です。
工場を再建することは、単に建物や設備を元に戻すだけではありません。
3代続いてきた整経の技術を守り、これからも畳の糸をつくり続けるための環境を整えることにもつながります。
畳づくりを支える技術を、次の世代へ
い草を育て、畳表を織る農家さん、その製織に欠かせない経糸をつくる整経所、そして畳表を使って畳を仕上げる畳店。
畳表は、こうしたさまざまな仕事によって支えられています。
今回の活動を通して、普段は目にすることの少ない「整経」という仕事や、畳表づくりを支える人たちの存在を知っていただければと思います。
木村整経所では現在、工場再建に向けたクラウドファンディングを実施しています。
募集期間や支援方法、活動の詳細については、以下よりご確認ください。
▼ 木村整経所のクラウドファンディング
[プロジェクトはこちらから]
▼ 木村整経所について
[木村整経所様 HPはこちらから]
これまで畳づくりを支えてきた技術と仕事が、これからも次の世代へ受け継がれていくことを願っています。