トップ 畳の張替え|交換の時期、値段、方法を徹底解説!

畳の張替え|交換の時期、値段、方法を徹底解説!

新しい畳の部屋に入った瞬間に感じる、どこか懐かしくさわやかなの香り、足を踏み入れた時に感じるさらりとした肌触り、畳は私たちの心と身体に心地よさを与えてくれます。そんな感覚をもっている方も多いと思います。

畳の表面の色あせやささくれが気になりはじめたら、そろそろ畳の張替え時期かもしれません。

でも…

「畳の張替えなどはしたこともない」
「いくらかかるかもわからない」
「どこに頼めばいいかもわからない」
そう思っている方もいらっしゃると思います。

ここでは、畳のプロが、畳の張替え時期や、畳の構造やサイズ、種類、値段など、みなさんの「わからない」にお答えしていきます!

畳の張替えをお考えの方は、知りたいことがきっと見つかると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。

畳の張替えの目安時期・値段

ひとことで畳の張替えといいますが、実は畳の張替えには「新調」、「表替え」、「裏返し」の3種類があります。それぞれに施工にかかる日数や手間、値段も変わってきますので、ご自宅の畳にどの方法が一番適しているかをチェックしていくことが大切です。ここでは、3つのチェックポイントをご紹介しますので、ご自宅のセルフチェックにご使用下さい。

①使用年数をチェック

一番の目安になるのは、畳の使用年数です。
前回畳替えを行ってからの経過年数、新築の場合は築年数が目安になります。

≪表≫
・新調:10年以上 :15,000円~30,000円
・表替え:5~10年 :5,000円~15,000円
・裏返し:2~5年 :4,000円~9,000円

ぜひこの機会にご自宅の状況を確認してみて下さい。
わからない場合も、以下の2つでチェックできますのでご安心ください。

②畳表をチェック

次は、畳の表面の「畳表(たたみおもて)」をチェックしていきましょう。まずは、畳の表面を見ていきます。日焼けや汚れ、ささくれやキズがある場合には「表替え」や「裏返し」をしていきます。

③畳床をチェック

最後に、畳の土台の「畳床(たたみどこ)」をチェックします。
お部屋全体をぐるりと歩いてみて、畳と畳の間にすきまがある場合や、やわらかい部分がないかを確認しましょう。
特に問題なければ「表替え」、気になる部分がある場合には「新調」をおすすめします。

ご自宅の畳を確認して、「新調」、「表替え」、「裏返し」のどれがいいのかチェックしてみて下さい。

畳の部材・構造について

さて、まずは畳を張り替えるために、畳の構造を知っていきましょう。
畳の構造はとってもシンプルで、「畳表(たたみおもて)」、「畳床(たたみどこ)」、「畳縁(たたみべり)」の3つで出来ています。

それぞれに種類や特徴があります。
その組み合わせにによって、特徴や値段も変わってきますので、ここではひとつずつご紹介していきます。

畳表(たたみおもて) :い草・和紙・樹脂

「畳表(たたみおもて)」とは、畳の表面に出ているござで、畳のメインと言っても過言ではありません。
い草で織られたものが主流で、平行に張られた経糸(たていと)に、横糸(よこいと)としてい草を織り込んで作られます。
経糸(たていと)には綿や麻などを使用し、織り込むい草の本数が多いほど上質な畳表になります。
また、い草の畳には、い草特有の芳香性に加え、消臭効果や抗菌防臭効果、調湿効果、断熱性や防音性など、数多くの機能性があります。

今では従来のい草に加え、パルプなどを原料とした和紙畳や、新素材の樹脂畳などもできています。
人気の琉球畳、選べるカラー展開、ペットにおすすめのものや、撥水加工など、新しい機能がたくさんありますので、お好みや目的に合わせてお選び下さい。

★『畳表の種類』についての詳しい内容は、こちら

畳床(たたみどこ)  :藁床・建材床

「畳床(たたみどこ)」とは、畳表を張る芯の部材、まさに畳の中心部分と言えます。畳床によって、踏み心地や弾力性、耐久性などに違いがあります。
以前は、稲わらを何層にも重ねて圧縮し、専用の機械で縫い上げた「藁床(わらどこ)」が主流でした。
現在では、稲わらの生産量の減少や、技術の進歩による部材の軽量化などの理由により「建材床」が主流になってきました。
建材床とは、木質繊維を圧縮したインシュレーションボードと、ポリスチレンフォームとを組み合わせて作る畳床になります。(1型、2型、3型などの軽い説明)

畳縁(たたみへり) :柄・無地

「畳縁(たたみべり)」とは、畳の側面に縫い付けてある生地のことで、畳表の保護や補強や、畳同士の隙間を埋めるといった役目を果たしています。
またシンプルな畳の中で、唯一といっていいほど装飾されたものなので、デザインも豊富で、細かい装飾が施されたものから無地のものなど様々です。
昔は綿素材が多かったのですが、今ではポリエチレンやポリプロピレンなどを使用したものも多く耐久性も向上しています。
いろいろなデザインや素材の中から、お好みのヘリを選ぶことが出来ます。
現在では、縁のついていない琉球畳などが人気のではありますが、縁にこだわった畳というのもおすすめです。

「畳表」、「畳床」、「畳縁」の3つの組み合わせによって、いろんな楽しみ方ができるのも畳のおもしろさかもしれません。

畳のサイズ・厚み

1畳のサイズを聞かれて、「約90×180cm」と答えられる人がどのくらいいるでしょうか?
でも、実は「1畳」と言っても、実はそのサイズはさまざまなんです。
畳のサイズは地域によって異なり、「江戸間」、「京間」、「中京間」などみなさん日頃あまり聞きなれない表現で呼ばれています。
また、最近では畳の厚さも変わってきていて、畳の張替えの際の、施工や値段変わってきますので、この機会にぜひ覚えておいて下さい。

★『畳のサイズ』についての詳しい内容は、こちら

サイズについて

畳のサイズは地域によって異なり、分類すると大きく5つに分けることが出来ます。
≪表≫
・京間・本間 約95,5×191cm:近畿地方、中国地方、九州地方
・六一間:約92.5×185cm:山陰地方、近畿地方
・中京間:約91×182cm:東海地方
・江戸間・五八間:約88×176cm:関東地方、現在一番主流のサイズ。
・団地間:約85×170cm:集合住宅でよく使われる

自宅の畳を測ってみると、どのサイズかがわかりますので、せひ一度お試し下さい。

厚みについて

畳は床に埋まっていますので、みなさんその厚みなど考えたこともないのではないでしょうか。
実は、畳の厚みは55㎜、60mmとかなり厚いのです。しかも、JIS規格(日本工業規格)でしっかりと定められています。
この充分な厚みがあるので、しっかりとした踏み心地や弾力性があって私たちの暮らしを足元から支えてくれているのです。
近年では、住宅環境の変化や、ライフスタイルの変化により、バリアフリーに対応する15㎜や30㎜の厚みの「薄畳(うすだたみ)」も増えてきています。

 

畳の張替え方法と費用について

畳の張替えには、「新調」、「表替え」、「裏返し」と3種類の方法があります。
先程の項目でお話ししたように、その方法によって施工や値段が変わってきますので、ここではその内容についてご紹介します。

 

「新調(しんちょう)」とは?

「新調」とは、畳表、畳床、畳縁のすべてを新しいものに交換する方法になります。
そのため、畳の踏み心地も良く。新しいい草の香りや色を楽しむことができます。
新しい畳を使いはじめてから約10年以上経過したくらいが新調のタイミングになります。
費用の目安:15,000円~30,000円/畳

「表替え(おもてがえ)」とは?

「表替え」とは、畳床はそのまま使用して、畳表と畳縁を交換する方法になります。
畳床はそのまま使用しますので、踏み心地は変わりませんが、い草の香りがお部屋いっぱいに広がります。
新しい畳を使いはじめてから約5~10年くらいが表替えのタイミングになります。
費用の目安:5,000円~15,000円/畳

「裏返し(うらがえし)」とは?

「裏返し」とは、畳床はそのまま利用して、畳表のひっくり返して、畳縁を交換する方法です。
畳表は両面使えますので、ひっくり返して、裏面も使うことが出来ます。
しかし、畳表や畳床はそのまま使用しますので、踏み心地や香りは変わることはありません。
新しい畳を使いはじめてから2~3年後の、色あせや汚れが気になりはじめたくらいが、裏返しのタイミングになります。
費用の目安:4,000円~9,000円/畳

★『表替え』や『新調』についての詳しい内容は、こちら

どこで畳の張替えをお願いする?

畳の張替えをしようと決めたけど、どこに頼めばいいかわからないという方もたくさんいらっしゃると思います。
地元の畳屋さんはどこにあるかわからない…
どんなお店に行けばいいかわからない…
とりあえず、
家族や親せき、友だちに聞いてみよう…
ネットで調べてみよう…
そんなお悩みをお持ちの方、実は多いのではないでしょうか?

ここではそんな悩みや疑問に、ひとつずつお答えしていきます。

地元の畳店

やっぱり畳のことは畳屋さんに聞くのが一番ですよね!
なんと言っても畳の専門店ですので、い草や和紙畳、樹脂畳などの幅広い取り扱いに加え、専門知識も豊富ですので、絶対的な安心感があります。
ただ、地元の畳屋さんを知らない方も多いと思いますので、少し勇気を出してお問い合わせしてみて下さい。

ホームセンター

実は、畳の張替えはホームセンターでも受付できる店舗が増えています。ホームセンターへ注文する時のメリットは、いつ行っても対応してくれる気軽さではないでしょうか?買い物に行った時のついでにパンフレットをもらってきたりできる気軽さが一番の魅力だと思います。

インターネット

最近、一番増えているのはやっぱりインターネットでの検索ですよね!
「○○市 畳張替え」「○○市 畳」という検索をしていませんか?
ご自宅の住所と一緒に検索することで、地元の畳店がわかり、ホームページや口コミ、施工例や価格などを調べている方も多いと思います。
やっぱり、畳店さんもホームページって大事ですよね。それがあるだけで安心感につながります。

DIYでの畳の張替え

DIYが好きで、自分で家具やインテリアのDIYをしている方も増えています。畳の張替えも自分でできるのではないかと、チャレンジしたい人もいらっしゃると思います。しかし、畳の張替えのDIYは、正直おすすめできません。
畳の構造自体はシンプルなのですが、襖や障子、壁紙の張替えと違い、専門的な道具や技術が必要です。
しかも、畳はすべてにおいてオーダーメイドですので、DIYでは難しいと思います。
失敗覚悟でチャレンジしたい方以外は、プロのお任せすることをおすすめします。

お手入れ方法

畳は日々のお掃除やメンテナスが大変と思われている方も多いと思います。しかし、畳のお手入れはそんなに難しくはありません。
簡単なお手入れをすることで、長く快適に使うことができますので、ぜひ今日から試してみて下さい。

日頃のお手入れ

まずはじめに、簡単にできる日頃のお手入れをご紹介します。
畳は過度な湿気が苦手です。畳は湿気を吸収しすぎると、環境によってはカビが発生する恐れがあります。
それを防ぐためにも大切なのが、こまめな換気です。天気の良い日に、窓を開けてお部屋の空気を循環させたり、乾燥させることで、畳が収集した湿気を放出して元の状態に戻っていきます。
また定期的な掃除機かけやほうきでの掃き掃除も効果的です。
ほこりや髪の毛などがあるとカビやダニの原因になりますので、畳の目に沿って、定期的なお掃除をお願いします。
また、濡れ雑巾で畳の表面を拭くと、色あせやカビなどの原因になりますのでお控えください、基本的には乾拭き、もしくは硬く絞った布をおすすめします。

カビダニ対策

畳のお手入れを考えた時に、一番に頭に浮かぶのは、「カビ」や「ダニ」ではないでしょうか?
ここでは、畳とカビ、ダニの関係性についてご説明します。
まずは、カビについてですが、新しい畳の栄養分と、髪の毛やふけなどの汚れ、過度な湿気が組み合わさることでカビが発生することがあります。
そして、そのカビを餌にするダニが発生してしまう、というメカニズムになります。
すなわち、カビを発生させないことが、ダニ対策にもつながっていくのです。
定期的な換気や湿度対策など、湿度の高い梅雨時期には、特に注意していきましょう。

まとめ

ここまで、「畳の張替え」について詳しく解説してきました。
ひとことで、「畳の張替え」と言っても、その目安や種類、構造やサイズ、お手入れ方法など、いろんな情報が盛りだくさんでした。
これから畳の張替えを検討中の方の中には、もっと詳しく知りたいことや、わからないことなどもあったかと思います。
これから、それぞれの項目のもっと詳しい情報も掲載していきますので、ご興味のある方はぜひ見てみて下さい、
畳は、住宅の中にある身近なものでありながら、実は専門的で伝統的なものでもあります。何かご不明な点などございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。